【GAS】 Google スプレッドシートのデータを定期的にバックアップする方法

Googleスプレッドシートで重要なデータを管理している場合には、定期的なバックアップが非常に大切です。

本記事では、Google Apps Script (GAS)を使って簡単にスプレッドシートを定期的にバックアップする方法をご紹介します。

スプレッドシートにスクリプトエディタを追加する方法
バックアップスクリプトの作成
トリガーの設定
まとめ

スプレッドシートにスクリプトエディタを追加する方法

Google Apps Script (GAS）を使用してスクリプトを書いていくので、まずはGoogleスプレッドシートからスクリプトエディタを開いて用意していきます。

１．Google スプレッドシートを開く

まずは、Google スプレッドシートを開きます。

Google Chromeを開いて右上に表示されるGoogle アプリのアイコンを左クリックします。

そして、Google アプリ一覧から「スプレッドシート」を選択します。

下の画像のような画面に遷移するので、編集したいスプレッドシートを選択して開きます。

2．スクリプトを開く

メニューバーの「拡張機能」を左クリックし、「Apps Script」を選択します。

「Apps Script」を選択すると、スクリプトエディタが新しいタブで開きます。

バックアップスクリプトの作成

スプレッドシートをバックアップするスクリプトを作成します。

このスクリプトを使えば、指定したバックアップフォルダ内に元のスプレッドシートを複製したバックアップファイルを作成することができます。

1．スクリプトを作成する

まず、新しいタブでスクリプトエディタが開かれたら、以下のスクリプトをコピーして貼り付け、プロジェクトを保存します。

function backupSpreadsheet() {
  // バックアップ元のスプレッドシートを取得
  var sourceSpreadsheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
  
  // バックアップ先のフォルダIDを指定（自分のGoogle DriveのフォルダIDに置き換えてください）
  var backupFolderId = 'YOUR_BACKUP_FOLDER_ID';
  var backupFolder = DriveApp.getFolderById(backupFolderId);
  
  // 現在の日時を取得してファイル名に使用
  var now = new Date();
  var backupFileName = sourceSpreadsheet.getName() + '_Backup_' + now.getFullYear() + '-' + (now.getMonth() + 1) + '-' + now.getDate();
  
  // スプレッドシートをコピーしてバックアップフォルダに保存
  var backupFile = DriveApp.getFileById(sourceSpreadsheet.getId()).makeCopy(backupFileName, backupFolder);
  
  Logger.log('バックアップが作成されました: ' + backupFileName);
}

このスクリプトは以下の手順でバックアップファイルを作成しています:

現在アクティブなスプレッドシートを取得します。
バックアップ先のフォルダを指定します。
現在の日付を含むバックアップファイル名を生成します。
makeCopy() メソッドで元のスプレッドシートをコピーし、指定したフォルダに保存します。

2．バックアップ先のフォルダIDを設定する

スクリプト内6行目の var backupFolderId = 'YOUR_BACKUP_FOLDER_ID';の YOUR_BACKUP_FOLDER_IDに、バックアップ先のフォルダのIDを指定します。

バックアップ先のフォルダを未作成の場合は、この時点で作成してください。

バックアップ先のフォルダのIDはURLから確認することができます。

バックアップ先のフォルダを開き、URLの「https://drive.google.com/drive/u/0/folders/フォルダID」から、英数字のフォルダIDを確認できます。