Google フォームは、アンケートや申し込みフォームとして広く利用されています。
その利便性を高めているのが、スプレッドシートとの連携機能です。
この記事では、Google フォームとスプレッドシートの連携手順を詳しく解説し、効率的なデータ管理の方法をご紹介します。
Google フォームの作成
サンプルのGoogleフォームとして、下記の質問を記載したフォームを用意します。
【顧客満足度調査アンケート】
Q1. お名前をご記入ください。(記述式)
回答例: 山田太郎
Q2. 性別をお選びください。(ラジオボタン)
- 男性
- 女性
- その他
- 回答しない
Q3. 年齢層をお選びください。(プルダウン)
- 20歳未満
- 20-29歳
- 30-39歳
- 40-49歳
- 50-59歳
- 60歳以上
Q4. 当社の製品/サービスにどの程度満足していますか?(均等目盛)
1(非常に不満)から5(非常に満足)までの5段階評価
Q5. 改善してほしい点があれば教えてください。(段落)
回答例: 商品の種類をもっと増やしてほしいです。特に、サイズのバリエーションが欲しいです。
実際にGoogleフォームを作成すると、このようになります。
スプレッドシートとの連携設定
Google フォームの作成が完了したら、スプレッドシートと連携するための設定をしていきます。
まず、Google フォームの「回答」タブを開き、「スプレッドシートにリンク」ボタンをクリックします。
「回答の送信先を選択」するダイアログが表示されるので、「新しいスプレッドシートを作成」または「既存のスプレッドシートを選択」のどちらかを選びます。
任意のスプレッドシートを「作成」または「選択」をクリックして連携を完了させます。
「新しいスプレッドシートを作成」を選択した場合は、Googleフォームを作成したフォルダ内に新規のスプレッドシートが自動で作成されます。
ユーザーがGoogleFormに回答を送信すると、送信された回答は自動的にリンクされたスプレッドシートに転送されて、新しい行にデータが追加されます。
スプレッドシートの連携解除
Google フォームとスプレッドシートの連携を解除したくなった場合には、Googleフォーム側からとスプレッドシート側どちらからでも連携を解除することができます。
Googleフォーム側からの解除方法
まず、Google フォームの編集画面を開き、画面上部の「回答」タブを選択します。
「回答」タブの画面から、「スプレッドシートで表示」の横にある3点リーダー(︙)をクリックします。
メニューから「フォームのリンクを解除」を選択します。
すると、確認ダイアログが表示されるので「リンクを解除」をクリックすると、スプレッドシートとの連携が解除されます。
スプレッドシート側からの解除方法
まず、Googleフォームと連携しているスプレッドシートを開きます。
そして、フォームと連携しているシート名(紫色のGoogleフォームのアイコンがついているシート)を右クリックします。
右クリックで開いたメニューから「フォームのリンクを解除」を選択します。
確認ダイアログが表示されるので「リンクを解除」をクリックすると、スプレッドシートとの連携が解除されます。
Google Apps Scriptを活用した自動化
Google Apps Scriptを使用することで、Googleフォームとスプレッドシートの連携をさらに強化して、高度な自動化を実現できます。
- 自動メール送信:フォーム回答時に、回答者や管理者に自動でメールを送信できます。
- カスタム集計:特定の条件に基づいて回答を自動集計し、別シートに結果を表示できます。
- 外部サービスとの連携:SlackやTrelloなどの外部サービスと連携し、回答があった際に通知を送ることができます。
- 定期的なレポート生成:週次や月次で自動的にレポートを生成し、指定したメールアドレスに送信することができます。
まとめ
Google フォームとスプレッドシートの連携は、データ収集と管理を効率化することができる便利な機能です。
この自動連携により、手動でのデータ入力作業が不要となり、効率的なデータ管理ができるようになります。
ぜひご自分のGoogleフォームでも実践してみてください!
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